最近では写真を撮るというのは何も難しいことではなく、ただスマートフォンをポケットから取り出してボタンを押せば誰でも簡単に綺麗な写真が撮れます。しかし元々写真というのはそんな簡単に撮れるものではありませんでした。 それこそ19世紀〜20世紀において、綺麗な写真を撮ろうとすれば何時間もの時間と大変高価な機材が必要でした。当時の写真というのは大変な時間とお金を要する芸術作品でした。NASAの月面着陸から自由の女神の建設に至るまで、これから紹介する以下の写真は歴史上において大変重要な瞬間が捉えれた傑作の数々です。
40. 人間が写された初めての写真
人が初めて撮られたこの写真は1838年に遡ります。この写真の左下にパリを歩く二人の姿が捉えらており、フランス人の発明家であるルイ・ダグエールが当時撮影しました。しかし写真には二人だけしか写ってないですが、当時の道にはおそらくたくさんの市民で溢れかえっていたはずです当時の技術で、カメラの露光時間を長くすることで完全に静止しているものだけが写るようになるのですが、この二人が動いていなかったために初めて写真に納められたのです。
39. 月面での家族写真
SF映画をたくさん見る人によっては信じられないことかもしれませんが、人類が月に性格基盤を作るまでにはまだまだ時間がかかります。そのような現実の中、現在においてそれに一番近いものといえばこの写真になるでしょう。これは1972年のアポロ計画の中で、計画が成功した記念に宇宙飛行士であるチャールズ・デュークが置いていった家族写真です。 デューク氏は写真を月面に置き、後世の人のためにと月面に置いた写真の写真を撮りました。いつかあなたも月で生活拠点ができて家族写真を飾るときがくるかもしれません。そしてもしそのときがきた暁にはそれを初めてしたデューク氏を是非思い出してくださいね。
38. 初めてのニュース写真
1847年までのニュースは全て活字で埋められており、写真はありませんでした。しかしその年に写真撮影のパイオニアであったルイ・ダグエールによってダゲレオタイプ(銀板写真)が発明されたことにより全てが変わりました。このダゲレオタイプというのは現在の撮影技術に比べると原始的に思えるかもしれませんが、当時ダゲレオタイプが発明されたことによりこの貴重な瞬間が納められた写真が大衆に提供されたのです。フランス当局が男を逮捕しているこの写真は、最初のニュース性の高い写真であると考えられています。 しかし残念ながらこの写真を撮影したジャーナリストは未だに誰なのかは解明されていないままです。
37. 最初の「ミス・アメリカ」
マーガレット・ゴーマンが「ミス・ワシントンDC」に選ばれたのは彼女がまだ16歳の頃でした。この大人びた若い女性は、1921年に行われた「インターシティ美人コンテスト」で優勝し、アトランティックシティの遊歩道を歩く市民を魅了しました。そしてこの若手スターは更なる栄誉を得ることになります。「ミス・コロンブス」のマリー・キャサリン・コロンブスに程なくして栄光の座を譲ることになったものの、1922年にゴーマン氏は最初の「ミス・アメリカ」になりました。
36. 現存する最古のアメリカ合衆国大統領の写真
多くの歴史上の最初のものがそうであるように、1841年に撮影された当時のアメリカ合衆国大統領であったウィリアム・ヘンリー・ハリソンの写真はなくなってしまいました。そこで、現存するもので最古のアメリカ合衆国大統領の写真となると、ジョン・クインシー・アダムスのものになります。 1825年から1829年まで任期を務めた第6代大統領は、1843年に写真を2枚残しました。この2枚の写真のうちどちらが最初に撮影されたのかは不明ですが、そのうちの1枚はアダムス氏が綴る日記で「醜い」と書いていたと言われています。
35. 最初のカラー写真
トーマス・サットンの撮影技術の現代にもたらした影響が多大であることは言うまでもないでしょう。このイギリス人は最初の広角レンズを開発しただけでなく、最初のカラー写真も開発されました。 サットン氏は理論物理学者のジェームズ・クラーク・マクスウェルと協力して、青、緑、赤のフィルターを通してタータンリボンを撮影しました。この才能豊かな二人は、3枚のネガを組み合わせて1枚の画像に仕上げ、カラー写真の基礎を作りました。時間がかかる?もちろん。独創的?間違いなく!
34. 最初の核爆発の写真
1945年7月、人類は歴史上初めての原子爆弾を爆発させた。ニューメキシコ州で行われたテストのビデオ映像は存在しないものの、物理学者でありアマチュア写真家であるジャック・エイビーによって撮影された静止画が現存しています。マンハッタンプロジェクトの一員だった彼は、テストが始まったときにはフィルムの最後の数フレームしか残っていない状態のなか、このようにはっきりとした写真をうまく撮影することができました。のちに彼は、「目の前にあったから撮った」と振り返っています。科学者たちは撮影したこの写真を元に、原爆がもたらす真の力というものを見せつけられたそうです。
33. 第二次世界大戦から帰還する米軍兵士たち
もちろん第二次世界大戦から誰もが運よく帰って来れたわけではありません。実際、40万人以上の米軍兵士が大戦中に亡くなりました。そしてこの数字がクイーン・エリザベス(戦艦)に乗って生きて帰って来れた人たちを祝福しているこの写真をより心に響かせます。
32. 最初のデジタル写真
デジタルカメラが世に出てきたのは1970年代半ばでしたが、実際にデジタル写真が初めて作られたのはその約20年前でした。そう、この写真の撮影者のラッセル・カーシュは1957年に幼い息子の画像をコンピューターにスキャンして、176×176ピクセルの写真を作成しました。それはとんでもなく解像度が低いのでは、と思うかもしれませんが、その通りです。しかし当時の原始的なコンピューターではそれが限界だったのです。
31. 初期の華美的なタトゥー
タトゥーは若者だけのものではありません。今の若者の両親、あるいは曾祖父母もやっていたかもしれません。例えば1928年に撮影されたこの写真では、若い女性が鳥に乗った裸の女性をタトゥーとして入れている姿が撮られています。でもまだ驚かないでください!ボディーアートの流行自体は19世紀後半から次第に進んでいたのです。
30. 雷を撮った現存する最古の写真
トーマス・マーティン・イースタリーは1847年に初めて雷の写真を撮影した人物である可能性があります。ただ残念ながら、彼が撮影した作品はその後数十年の間に無くなってしまったため、現存する最古の雷の写真としてはウィリアム・ジェニングスが撮影したものとなるでしょう。彼は雷というものはアーティストが描くような単純なジグザグの形で現れるわけではないということを証明したく撮影に取り組み始めました。そして1年以上の時を経て、1882年に枝分かれした形の雷を写真に納めることができました。
29. 火星で撮影された最初の写真
1976年7月20日、NASAのバイキング1号が火星に着陸することに成功しました。そしてその直後にこの探査機は火星で撮影された史上初の写真を撮影したのです。ただ皮肉なことですが、バイキング1号のカメラは白黒写真しか撮影することはできませんでした。しかしそれでも撮影された写真は人類の歴史に素晴らしい瞬間を刻みました。
28. カメラに写った最初の下品なジェスチャー
この集合写真で左上に位置するチャールズ・ラドボーンがなぜ指でこのようなジェスチャーを取ったのかは未だ分からないままです。もしかしたらこの写真を撮影した写真家と気が合わなかったのかもしれません。もしくは指が攣ってしまった結果このような指の形になってしまっただけなのかもしれません。どのような理由にせよ、1886年のメジャーリーグ開幕日で撮影されたこのジェスチャーは、カメラに写った歴史上初めての下品なジェスチャーとなったのは間違いありません。
27. 最初の水中写真
写真が撮影され始めてからまだ1世紀にも満たないうちにどうやらフランスでは地上で写真を撮るというのはすでに陳腐化されていたようです。 というのも1800年代の終わり頃には起業家精神旺盛な写真家たちは新しい場所へと活動拠点をうつしていたのです。そしてルイ・ブータンは、写真撮影とダイビングの才能を結集して、海洋学者のエミール・ラコヴィッツァの水中写真を撮影しました。さらに驚くことに、ブータン氏は被写体を自家製の水中撮影フラッシュ機材を使って撮影していました。
26. 最初の動力飛行の写真
かの有名なライト兄弟は単なる航空パイオニアではありませんでした。彼らは熱心な写真家でもあり、1903年に史上初の動力飛行を行った時には、飛行を撮影する準備も一緒にしていました そこで当時入手できる最高のカメラの一つを使用して、ライト兄弟は本当に象徴的な写真の数々を撮影したのです。実際、彼らはノースカロライナの砂丘を初めて横断飛行した時のほぼすべての行程を記録することに成功しました。
25. スチームマン
ザドック・デデリックが作ったスチームマンという装置が1868年にニューヨークのブロードウェイに登場してからたくさんのニューヨーカーを魅了しました。実際この22歳の発明家によるこの装置は天才的なものでした。その名の通りこの奇妙な装置は蒸気だけを動力としていました。それは当時のニューヨーク・エクスプレス紙はこれを「世界の8番目の不思議」と言わしめたほどでした。
24. 大統領の飼い犬
この可愛らしい犬はエイブラハム・リンカーンに飼われていた犬です。しかし彼が大統領に就任する際に、彼はイリノイ州から遠く引っ越しするのは飼い犬のフィドーにとってあまりにもストレスになることを恐れていました。結果、彼は友人に飼い犬を世話してもらうことに決め、飼い犬のお気に入りのソファーと、フィドーがどのように扱われるべきかを綴った厳格なリストと一緒に愛する飼い犬を預けたのです。
23. 現存する最古の航空写真
史上初めて撮影された航空写真は残念ながら残っていません。しかし幸いなことに、ガスパール・フェリックス・トゥルナションがパリの先駆的な航空写真を撮影した2年後、ジェームズ・ブラックがボストンの上空で撮影したものが残っています。ブラック氏が撮影した鳥瞰図は決して画期的なものではありませんでしたが、それが今なお現存しているというのは貴重なものです。これは1860年に熱気球から撮影されたもので、それはライト兄弟が近代的な飛行機を発明する40年前のことです。そして然るべきして現在はニューヨークのメトロポリタン美術館にその写真は所蔵されています。
22. 宇宙で咲いた初めての花
2015年11月、国際宇宙ステーションに搭乗した宇宙飛行士が、宇宙で花を育てるといういかにもトリッキーな作業を始めました。微小重力下で植物がどのように成長するかを科学者が研究することを助けるのと同時に、宇宙飛行士が花を宇宙で育てるノウハウを教えるためにこの実験は開始されました。ジニア(百日草)の成長は最初こそ大変な道のりでしたが、2016年1月にはようやく開花の兆しを見せてくれました。これは21世紀になってもまだ象徴的な写真が撮られ続けていることを示してくれています。
21. 金星で初めて撮影された写真
とんでもなく暑い金星ですが、1970年代から1980年代にかけて、ソ連はその表面に人工衛星を着陸させることに成功しました。華氏900度近い暑さの中どの機体も長持ちしませんでしたが、その中でいくつかの驚くべき画像を送信していました。そして1975年10月22日に最初の探査機「ヴェネラ9」が金星に着陸した時には惑星の強い大気圧に耐えてこの驚くべき写真を初めて撮ることができたのです。
20. 最古の自撮り写真
信じられないかもしれませんが、自撮りの概念はカメラ付き携帯電話から生まれたものではありません。実際、自画像の写真は、写真の歴史とほぼ同じくらい古くから存在しています。それは、多くの写真家たちは自分たちの機材を試す際に自分たちをモデルに撮影することが多かったためです。例えば1839年に世界初の自撮り写真を撮影したと言われているロバート・コーネリアス。この新進気鋭な写真家は、自撮り写真を撮影するためにカメラレンズの前に丸1分間座ってたのです。
19. パリで建設中の自由の女神
ご存知の方も多いと思いますが、自由の女神はニューヨークのリバティ島に設置されています。しかし、この1884年に撮影されたパリの工房の写真が明らかにするように、この有名な建造物が実際にはパリで建設されていたことを証明しています。そして1885年、フランスの人々からアメリカへのプレゼントとして大西洋をはるばる横断しアメリカにやってきました。いくつかのパーツに分かれてアメリカに到着しましたが、最終的には唯一の巨大なモニュメントになって今の地に建立されました。
18. 最初の竜巻の写真
19世紀のほとんどの期間、竜巻が発生した際には図面の形で描かれていました。しかし、1884年にそれが大きく変わることとなりました。その年、果物農家であり熱心な写真家のA.A.アダムスは、カンザス州アンダーソン郡を竜巻がゆっくり近づいてくるのを目撃しました。そしてその竜巻のペースが緩やかであったことによりアダムス氏がボックスカメラを準備するのに十分な時間を提供してくれ、竜巻からわずか14マイルしか離れていない場所から、この異常気象を納めた史上初の写真を撮影することに成功したのです。
17. 顔の一部を損傷した兵士のためのフェイスマスクの彫刻
整形手術についてとやかく言うのは自由ですが、20世紀初頭から飛躍的に進歩しているのは確かです。第一次世界大戦中には、それは彫刻家が戦闘中に傷ついた兵士のためにフェイスマスクを作っていたほどの原始的なものでした。アメリカ人アーティストのアンナ・コールマン・ラッドがこの写真でやっていることはまさにその通りで、顔の下半分が欠けている兵士の顔を隠すためのフェイスマスクを作っていました。
16. 世界で最も身長の高い男
ロバート・パーシング・ワドローは、1940年に早すぎる死を迎える前に、わずか22歳で8フィート11インチの背丈に達しました。その驚異的な事実は、彼が記録史上最も背の高い人物であることを示しています。この写真を見ればそれは納得できるでしょう。20代になっても、ワドローの成長が止まる気配はありませんでした。今となっては彼がもし30歳まで生きていたらどれだけ背が高くなっていたのだろうかと想像することしかできないのは残念なことです。
15. 1936年、敬礼を拒否するドイツ人労働者
この写真は第二次世界大戦が始まるわずか3年前、ナチスがドイツのファシズム支配者としての地位を確立していた頃に撮影されたものです。そしてもちろんナチスに敬礼をするドイツ人の群衆が納められています。しかしその中に一人だけそれに従わない人物がいます。アウグスト・ランドメッサーだと思われるこの造船所労働者は、最終的にユダヤ人女性との違法な関係のために投獄され、後に刑務隊に服役中に死亡しました。
14. 最初のデマ写真
ルイ・ダグエールが写真のパイオニアとして記憶されているかもしれませんが、自身が最初に写真を発明したと主張していた発明家が他にいました。不運なことに、ヒッポリット・バイヤールはダグエールの友人に印刷工程の公開を遅らせることを説得された結果、写真の公開をダグエール氏に僅差で先を越されることとなりました。そして、彼に騙されたと抗議するために、1840年にバイヤール氏は最初の写真のデマを作成したのです。その結果この写真は一見、自分自身を溺死させたように見えますが、実際には彼は健在でした。
13. 戦闘機の燃料タンクにビール
もちろん、ビールが第二次世界大戦で実際に飛行機の燃料に使われていたというわけではありません。その代わりに、この写真に納められた飛行機は前線の部隊に酒を届けるために使われました。しかし、これは正式に認可されたものではありませんでした。英国政府はすぐに、ビールを違法に輸出したとして関係する醸造所を懲戒し、いわゆる「ジョイ・ジュース」の流通に終止符を打つことになりました。
12.第二次世界大戦中の未来のクイーン・エリザベス2世
わずか18歳であった将来のエリザベス2世女王は、父のジョージ6世を説得して戦争への協力を認めてもらいました。10代の頃からこの若き女王は支配の仕方を知っていたようです。そして、強力な説得力を発揮した結果、女性補助兵役に入り、運転手や整備士として活躍しました。
11. 宇宙から撮影された最初の地球の写真
1946年10月24日、宇宙から撮影された最初の地球の写真が35mmカメラで撮影されました。しかし驚くことに、シャッターの後ろには誰もいなくて、代わりに1.5秒ごとに写真を撮るようにプログラムされていた上での撮影だったのです。というのもそれはドイツ製のV2ロケットに乗って地球から65マイル離れたところで撮影されていたからです。その後フィルムは金属製の容器に入れられ、現像の準備ができた状態で地面に落とされました。
10. ソフィア・ローレンとジェイン・マンスフィールド
これは1957年、女優のソフィア・ローレンのパーティーで撮影された貴重な写真です。しかし、セックス・シンボルであったジェイン・マンスフィールドに脚光を奪われるまでには、それほど時間はかかりませんでした。そしてローレン氏は2014年にエンターテイメント・ウィークリーにこの有名な写真について説明しました。そこでローレン氏はこう答えています。「写真を見て。私の目はどこを見てる?彼女の乳首を見つめているのは乳首が私の皿の上に落ちてくるのを恐れていたからよ」
9. 元祖「アンクル・サム」
米軍の象徴的な「I Want YOU」の広告は突然出てきたものではありませんでした。この有名な広告絵の作者であるジェームズ・モンゴメリ・フラッグは、鋭く指を指す「アンクル・サム」を自分の想像力だけで描き出したのではありません。実はこの有名なポーズのモデルとなったのは、1970年に撮影されたフラッグ氏の隣人であったウォルター・ボッツでした。
8. 18人の前で演奏するザ・ビートルズ
ビートルズが大物になる前は、他のバンドと同じように、よく知られていない町や空っぽの部屋でライブをしていました。そしてこのイギリスの田舎町であるオルダーショットでのライブもその一つでした。バンドの広報が適切な宣伝に失敗したために、1961年12月に行われたライブは幸運なわずか18人の前で演奏されることになったのです。
7. 大陸横断鉄道を見下ろすネイティブアメリカンの男性
大陸横断鉄道がネイティブアメリカンの生活様式にトドメを刺す最後の釘となったことは否定できません。1860年代に建設されたこの道路は、グレートプレインズを真っ直ぐに貫き、ネイティブアメリカンの部族が食料や衣類に大きく依存していたバイソンなどの野生動物を追い払いました。そしてそのような歴史を知らなくても、この写真は千の言葉を語っています。
6. 最初の携帯無線電話
アレクサンダー・グラハム・ベルが初めて電話を発明してから50年後、自動車が一般に普及され始めていました。フォード社は実際、1927年までに1500万台以上のT型フォードを製造していました。この2つの技術が融合したのは1924年のことで、この写真にあるような車内電話が初めて使われるようになりました。
5. 月から撮影した初めての地球の写真
人類が月面に降り立つ3年ほど前、NASAのルナ・オービター1号は、宇宙飛行士たちが待ち望んでいた景色を垣間見せてくれました。この宇宙飛行体は16周目の軌道で月面から見た地球の姿を捉えたのです。すぐにスペインにあるNASAの追跡ステーションに画像を送信し、人類の歴史の中で最も重要な瞬間を記録しました。
4. 樽でナイアガラの滝を生きて越えた最初の人
向こう見ずな学校の先生であるアニー・エドソン・テイラーは1901年、樽に入ってナイアガラの滝を落ちました。驚くべきことに、たった1つの理由で63歳のこの女性はこの自殺的な任務に乗り出しました。それはお金を得るためです。彼女は見事に生き延びましたが、努力も虚しく彼女が望んでいた一攫千金の計画のようにはなりませんでした。テイラー氏はその後、再び同じ試練をするなら「大砲の口まで歩く」と語りました。
3. 史上初めて撮影された写真
今となっては当たり前のようにポケットに入れているカメラで写真を撮るのに0.8秒ほどしかかかりませんが、かつては8時間ほどかかっていました。それはまさにジョセフ・ニケフォア・ニエプセが撮影した史上初めての写真がそうでした。正確な日付は不明ですが1826年もしくは1827年に撮影されたもので、粒子の荒いこの画像はフランスの発明家である彼の窓からの眺めを写したものです。
2. HMSダフネ号に乗船した解放された奴隷たち
イギリス海軍は1860年代後半までに約15万人のアフリカ人奴隷を解放しました。これは1833年に奴隷制廃止法が導入され、大英帝国の大部分で奴隷制が禁止されたことによるものでした。そして、1868年に撮影されたこの写真では、アラブの商人達から解放された何十人もの東アフリカの奴隷がHMSダフネ号に乗船している姿が描かれています。
1. ネイティブアメリカンのタトゥーを入れた白人女性
この写真は1863年に撮影されたもので、撮影された12年前にネイティブアメリカンに誘拐され、モハベ族に売られていたオリーブ・オートマンが描かれています。彼女のあごに入ったタトゥーは、彼女がモハベ族の一員であることを示しており、奴隷としてではなく平等に扱われていたことを示唆しています。しかし誘拐されて10年半後、最終的にオートマン氏はその場から脱走しました。